工場勤務でホワイトなとこは必ずあります。ブラックだと思うなら抜け出そう。

私は工場勤務10年になるのですが、先輩がやっているから「自分もしなきゃ」とか、

繁忙期は狂ったように残業の毎日でした。

そんな日々を過ごしていると疲れも溜まってきますし、気分も落ち込みます。

高校を卒業してから現在の工場のみでしか働いたことのない私は、

時折「これってブラックなんじゃ?」って思うこともしばしありました。

ただ、ブラックっていっても他を知らないと判断が難しいです。

そこで、ネットで調べてみたり職場の方に聞いてみたりしたところ、

ブラックではないが微妙なラインを攻めていることがわかりました。

今の時代でこそ「ブラック企業」と括られますが、実際にメディアやニュースになっている企業は数少ないです。

ブラックではないものの、残業時間は協定ギリギリで行い、定時までに終わりきらなかった仕事は30分だけサービス残業して終わらせる毎日。

朝30分早く出社して処理するのも同じことが言えます。

ブラック企業というのは、自分自身がそう感じるまでブラックと気づけないこともありますし、多少規定外でも自分自身がよければ特に行動しないでしょう。

知らず知らずに、あなた自身を取り巻く環境に慣れていってしまい、激務で規定外労働になっても我慢するようになり、ガラダは素直なので悲鳴をあげてしまい終了なんてパターンも。

そうなってしまっては取り返しのつかない事態になるので、もし規定外労働を強いられる環境にあるのであれば、早めに労働組合に相談することや、上長にキッパリと規定外労働はしないと断ることも必要です。

ブラック企業とは

  • 残業時間が超過
  • 年間休日が少ない
  • 労働に対して給料が対価ではない
  • パワハラが横行している
  • 環境面が整っていない

ブラック企業はなくなりつつありますが、実際にはまだまだ存在します。

もし、仮に自分がブラック企業に勤めているとわかれば、会社と戦うのではなく、

逃げましょう。

個人で戦っても勝ち目はありません。

もし、中小企業や大企業に勤めているのであれば、労働組合に駆け寄ってみるなどして解決策を見出すのもありです。

では、これからブラック企業といっても様々ありますので、紹介していきます。

残業時間が超過

残業時間は、原則45時間以内

これは原則であって、月によってはそれ以上残業する場合もあります。

実際に45時間と聞いて、「えっ、少なくない?」なんて思った人もいるでしょう。

それだけ残業が当たり前の会社に勤めていれば少なく感じてしまうこともありますが、

45時間を超えるとリスクがあることがわかっています。

脳・心臓疾患のリスクが高まる

45時間以上は超過時間に比例して脳・心臓疾患のリスクも高まる。

年間休日が少ない

  • 毎週1日の休日
  • 4週間を通じて4日以上の休日

上記2つが法律で決めれています。

なので、「俺、今15連勤中なんだよね。」なんて言ってる知人がいたら間違いなくブラック企業に勤めていて、

なおかつ休みがない等の不満が出てこないのであれば、余計に本人が気づけていない為、

体を壊す前に辞めさせてください。

いくら仕事大好き人間でも、休みがなければいつかは体を壊します。

それだけ休日はリフレッシュする必要があるのです。

労働に対して給料が対価ではない

上記で残業時間超過についてお伝えしましたが、仮に残業を超過してまでやっても正当な給料が支払われないことが多いです。

残業代に関してはブラック企業に限らずグレーな会社がほとんどと言ってもいい。

  • ブラック支払われない
  • グレーみなし、一部支払われる
  • ホワイト労働に対して対価

例えるとこのような感じになります。

ブラックだと残業代に関わらず、給料の未払いもあったりして問題になることがあります。

問題になれば社会的問題に発展し、改善されることもありますが、

グレーな会社では残業代をあらかじめみなし残業代として支払うことで、

残業が超過してもそれ以上支払わないことが多い。

働くということは、労働=対価の関係が成り立たなければ、根本的な部分が崩れてしまいます。

そこは一人ひとりが意識して変えていく必要がある。

パワハラが横行している

自分ではよかれと思っていても、相手が嫌であればパワハラ

パワハラについても近年、様々な問題でメディアでも取り上げられており、

社会的問題になっています。

ほとんどの企業で対策が施されていますが、一部では改善されてもパワハラは存在します。

パワハラといっても、いくつかの項目に分けられます。
 
  • 身体的
  • 精神的
  • 人間関係
  • 過大要求
  • 過小要求
  • 個の侵害

コミュニケーションとして相手のことを知る必要もありますし、

状況によっては能力とかけ離れた仕事もやらねばならないこともあります。

難しい時代になってしまった。

そういって、制限をし過ぎてしまうと会社である意味が無くなってしまいます。

大事なのは、相手のことを思いやり行動する。

環境面が整っていない

工場は3kと呼ばれている
 
3kとは「キツい・汚い・危険」を意味します。
 
実際はかなり昔に作られた言葉なんですが、今もなお根付いてしまっています。

今もなお工場は3kなの?
 
一部を除いてほとんどの工場はそうでない。
 
一部を除いてというと語弊があるかもしれませんが、現在の工場では、
「工場の自動化」、「安全設備の導入」により改善されています。
 
なぜ、一部を除いてといったかというと、工作機械を用いるとこでは、
どうしても鉄粉や粉塵が出るからです。
 
別に汚くないですが、油や鉄の臭いが気になる方もいるからです。

工場にホワイトなとこはあるのか?

 

工場系だとやはり大企業がホワイトなとこが多いです。

 

事実、私も現在大企業の工場に勤めていますが、中小企業に比べて待遇面で考えてもメリットがあると感じます。
 
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ただし、注意してほしいのは大企業でホワイトカラーな工場でも現場ではパワハラが起きてたりするので、安易に大企業だからという理由で就職や転職をするような考えはおすすめできません。

ホワイトな条件

  • 残業が少ない
  • 残業代がきちんと支払われる
  • 休日がしっかりある
  • 環境が整っている
  • 福利厚生が充実している
  • 離職率が低い

ブラックで伝えた内容とは逆になるのがホワイト。

 

上記で挙げた内容以外にもホワイトな条件はありますが、全て揃った企業は数えるほどです。

 

多少はホワイトな条件から外れることがあっても、他の要素が良いぶん皆が協力して企業を支えます。

 

ブラックは逆で、企業が企業のために従業員を犠牲にします。

 

これが、ブラックとホワイトの大きな違いです。

では、実際にホワイトな条件について詳しく紹介していきます。

残業が少ない

月25時間以内

残業が月25時間以内であれば比較的ホワイトな会社と言えます。

月20日出勤とすれば、毎日1時間程度残業する計算になります。

もちろん1日に2時間残業すれば、定時で退社できる日もあるので、プライベートな時間の確保も容易です。

残業代が支払われる

月給制であっても、定時を1分でも過ぎて仕事をしているようであれば、それは残業扱いになります。

サービス残業という言葉をよく耳にしますが、サービス残業はブラックです。

  • みなし残業20時間として支払い、それ以上残業しても支払わない。
  • 30分程度の残業であれば、定時扱いにする。
  • 残業代を月3万以上は支払わない。

30分程度の残業を残業扱いしない会社はよくあるかと。

しかし、これも周りの人がそうやっているからという理由でサービス残業してしまうと、

それが定着して当たり前になってしまうのです。

このような場合は、周りも巻き込んで労働組合に相談するなど検討しましょう。

休日がしっかりある

年間休日数が125日以上

一般的に土日、祝日、夏休み、年末休みがあると年間休日数120日程度になります。

仮に年末休みがない会社でも年間休日数105日以上あれば、週休2日程度ある計算になりますので、年間休日数が105日を切ったらブラック企業扱いになります。

環境が整っている

環境が整っていない社員の安全を確保できていない
 
例えば、
通路に工具が放置されていて、作業者が怪我しても労働災害にせず揉み消すようなことをするでしょう。
 
なぜなら、労災が連発すると監査が入り最悪の場合、生産ができなくなってしまうからです。
 
作業場も危険だらけだと作業者自体が嫌がりますし、モチベーションも下がります。
 
仮に古い工場で何も対策されていないとこは、間違いなく将来性もないですし、
従業員の安全に投資がされていないので、何か起きても自己責任とされるかもしれません。

福利厚生が充実している

  • 健康保険
  • 雇用保険
  • 厚生年金保険
  • 労災保険
  • 介護保険

福利厚生は働く上でかなり重要なポイント。

実際の労働に対して直接的な関係はないにしろ、生活していく上で欠かせないので、

就職、転職する際はよく確認しておきましょう。

上記で挙げた内容が基本的に揃っていれば、十分ホワイトなのですが、

企業によっては独自の福利厚生があったりします。

例えば、住宅手当や交通費補助がある。

基本給とは別に住宅手当や交通費補助があると生活にだいぶ大きな影響があります。

独自の福利厚生で住宅手当があるのは良いですが、ある会社では普通に基本給をその分高くしているなんてこともあります。

ホワイトな工場において離職率は重要

離職率が高い=何か原因がある。
 
単純に良い会社は辞める人も少ないですよね。
もちろん会社が嫌で辞めていく人が全てではなく、事情があって辞める人もいます。
 
なので離職率に関しては、辞める理由が非常に重要なわけですが、辞める理由は公開されていませんので入社する前から実際にどうかを見極めるのは難しいとこがあります。
 
離職率が公開されている企業でも、雇用形態が違うという点も見極めるポイントです。
 
新卒で正社員の離職率は低いが、中途で採用された派遣社員や契約社員の離職率が高かったりします。
 
ここで判断できるのは、中途採用された方の待遇があまりよろしくないという点が予測されます。
 
離職率は一つの判断材料として、しっかりと確認しておきましょう。
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