工場勤務って聞くと世間的には負け組のようなイメージがありますが、
工場の中でも大企業となると福利厚生が充実していることや休暇日数も年間120日程度あったりとサラリーマンとしては理想的な環境が整っているわけなんです。
さらに大企業の工場勤務で正社員として働いてるとなると、アルバイトから契約社員まで幅広い雇用形態があり、いかに正社員登用が難しいか知ることができます。
そこで、「自分は恵まれている」ので辞めるのはもったいないと考えてしまうことで今の環境に満足しているかのように錯覚してしまいます。
働いていく中での条件は人それぞれですが、自分がやりたくもない仕事を無理して続けることや何のために働いているか分からなくなっている人は工場を辞めることをおすすめします。
今現在、私も工場勤務を辞めたいと思いつつ、工場を抜け出すために書籍を読んだり副業にチャレンジしています。
私は、工場勤務歴10年なので下手に工場を辞めるより、今の環境でコツコツと出来ることをやっていくようにしました。
工場勤務を抜け出したくても抜け出せずに10年働いた私が言います。 結論:早く抜け出した方がいい 抜け出したいと思った日が辞めるべき日なんですが、生活や家庭もありますのでそう簡単に辞めることはできませんよね。 そこでやりたい仕事[…]
福利厚生がいい
- 健康保険
- 雇用保険
- 厚生年金保険
- 労災保険
- 介護保険
大企業となると福利厚生が充実しているので個人で年金を支払ったり、保険に入る必要がないので楽でいい。
ただ、給料天引きが多くなるので手取りが少なくなるのが現実的に生活が厳しくなることも。
企業によっては独自の福利厚生も存在しているのも非常に重要なポイント。
例えば、住宅手当や交通費補助があります。
住宅や交通費は必ず必要となってくるとこなんで、将来マイホームを購入しようと考えている方は毎月の返済プランにも関わってきます。
給料が高くても何の補助もない企業だと生活費や固定費で基本金額が掛かってしまうので、自分で考えて立地や住宅を決めないと生活もカツカツになってしまうことも。
ボーナスが高い
大企業と中小企業の正社員ではだいたい倍程ボーナスが違います。
製造業のボーナスは高くて有名です。
例)基本給30万×5ヶ月=150万
夏と冬で年2回の賞与で最低でも75万が支給され、これに企業の業績や個人の成果がプラスされるので多い人では100万近くもらえることがあります。
ただ高卒で工場の正社員として働いていても基本給が低いので、毎月の生活費にボーナスを視野に入れたやり繰りをしなければいけないことも。
私も今でさえ工場勤務10年となりようやくボーナスを生活費に入れなくても良くなりましたが、入社当時は基本給が低すぎて何のために働いているのか分からない状態でした。
ボーナスは生活費である。 正直なところ高卒で工場勤務だと基本給は低いので毎月の生活費もカツカツ。 むしろ高卒の工場正社員で基本給が生活にゆとりが出るくらい貰えるのであれば、誰しもが高卒で工場で働くであろう。 ボーナスが高いから[…]
安定している
安定しているかどうかというと大企業の工場は安定しています。
創業してから何十年と続いている工場は誰が見ても安定していると言えますが、将来は保証されていません。
これに関してはメディアでもだいぶ取り上げられたトヨタの終身雇用制度廃止です。
世界のトヨタと呼ばれている大企業でも「あなたの将来は保証できません」と言っているのです。
これを聞いてだいぶ工場勤務者は危機感を覚えた人も多いでしょう。
努力して頑張って入った大企業の工場なのに将来的に安定していないと言われても実感が湧かない人だっているとは思いますし、そう思いたくない人もいるでしょう。
ただ、将来の安定が保証されてないとわかれば今から対策をすることができます。
一度辞めたらもう大企業に就職できないから
高卒で大企業の正社員として就職しても辞める際に何のスキルもないんです。
工場から転職したいと思っても学歴もなければスキルもないので武器がない状態のまま転職活動しても厳しい現実が待っています。
仮に工場から工場へと転職する場合も初めから正社員としての雇用はまずないでしょう。
大企業は基本的に工業高校から新卒を毎年採用しているので、中途から正社員になるには少なくとも5年〜10年はかかると思っていた方がいい。
大企業の工場でなくとも自分のやりたいことがあるのであれば、今の環境で勉強したりスキルを身につけることで転職して活躍できるので、結局は自分のやりたいことを見つけることが大事になってくる。